インプラントの圧迫感はいつまで続く? 圧迫感の原因や対処法を解説

更新日:2024.08.26 インプラント

インプラントは失われた歯を補うための治療で、自分の歯に近い感覚で物を噛めるようになります。しかし治療後に圧迫感が生じる場合があるので、不安を抱く方もいるでしょう。

インプラントの治療後に圧迫感が続く場合は、すぐ歯科医師に相談することが大切です。本記事では、インプラントで圧迫感がある理由や対処法を紹介します。

インプラントの圧迫感は早くて2~3日で解消する

インプラントの治療後には、歯と歯の間に何か挟まったような圧迫感が生じる場合があります。また外科処置を行う治療のため、麻酔が切れた後は痛みを感じるでしょう。 患部の圧迫感や痛みは早ければ2~3日で解消しますが、2週間程度かかる場合もあります。なお鎮痛剤を服用すれば、痛みを軽減できます。 1カ月以上が経ってもインプラントの圧迫感が解消されない場合は、不具合が生じているかもしれません。治療を受けた歯科医院を受診して、インプラントを調整してもらいましょう。

インプラントの治療後に圧迫感がある理由

インプラントは外科処置を伴うため、患部に負担がかかる治療です。個人差はあるものの、多くの場合で治療後に圧迫感が生じる可能性があります。 インプラントの治療後に圧迫感がある理由は以下の通りです。

  •  術後の患部が腫れている
  •  インプラントのネジが適切に締まっていない
  •  インプラントがまだなじんでいない

術後の患部が腫れている

インプラント治療後の患部が腫れていると、圧迫感が生じる場合があります。 インプラントは歯ぐきを切開し、顎の骨に直接人工歯を埋め込む治療です。そのため口腔内には負担がかかり、術後の患部は炎症を起こしやすく、しばらく腫れてしまいます。なお患部の炎症は、時間の経過に伴って治まります。 ただし顎の違和感が続く場合は、インプラントによって神経が傷付いているかもしれません。気になる症状が続くようであれば、すぐに歯科医院で診てもらいましょう。

インプラントのネジが適切に締まっていない

インプラントのネジが締まり過ぎていることも、治療後に圧迫感が生じる原因の一つです。 インプラントの固定方法には、スクリュー固定とセメント固定の2種類があります。スクリュー固定の場合、ネジの締まり過ぎによって圧迫感が生じている可能性があります。 ネジの締まり具合が原因で圧迫感が生じている場合は、歯科医院で調整してもらえば症状の改善につながるでしょう。またネジが緩んで仮歯が不安定になり圧迫感が生じている可能性もあるため、定期的に検診を受けましょう。

インプラントがまだなじんでいない

インプラントがなじんでいないことが原因で、圧迫感を覚える場合もあります。 歯ぐきにインプラントを埋め込んだ後は人工歯を被せるので、これまでとは噛み合わせのバランスが変わります。そのためなじむまでは圧迫感を覚える方もいるでしょう。 特に歯がない状態が長期間続いていた場合は、慣れるまでに時間がかかります。インプラントがなじめば、圧迫感は自然と解消されていきます。

インプラントで圧迫感がある場合の対処法

インプラントで圧迫感が生じた場合は、症状が続くようであれば、すぐに歯科医院を受診してください。 ここではインプラントで圧迫感がある場合の対処法を解説します。

  •  歯科医院で仮歯を調整してもらう
  •  インプラントの他に原因がないか診てもらう

歯科医院で仮歯を調整してもらう

インプラントの治療後に歯ぐきが締め付けられるような圧迫感があるなら、歯科医院で仮歯を調整してもらいましょう。 仮歯をスクリュー固定している場合、ネジを緩めるだけで圧迫感を解消できる可能性があります。治療から1カ月が経っても圧迫感に悩んでいるなら、早めの受診が大切です。 また仮歯が隣の歯を圧迫していると、歯並びや噛み合わせにも影響が出てしまいます。噛み合わせの悪化は虫歯や歯周病の原因にもなるので、なるべく早めに受診しましょう。

インプラントの他に原因がないか診てもらう

インプラントの治療から1カ月以上が経っても圧迫感が残る場合は、何か問題が起きている可能性があります。インプラントの不具合だけでなく、他にも原因がないかを診てもらいましょう。 例えばインプラント周りの組織が炎症を起こすインプラント周囲炎で歯ぐきが腫れ、圧迫感につながっている場合があります。インプラント周囲炎が悪化すると、せっかく治療したインプラントが脱落するかもしれません。 口腔内の健康を保つために、悪い部分は全て診てもらうことが大切です。

インプラントの圧迫感を軽減するためのポイント

インプラントの圧迫感を軽減するには、治療後の過ごし方が重要です。治療後は以下のようなポイントに注意しましょう。

  •  患部にはできるだけ触れないようにする
  •  刺激の強い食べ物・飲み物を避ける
  •  血行が良くなる行動は控える インプラントの治療後は患部が腫れた状態です。
  • 小さな刺激でも腫れを悪化させるため、できるだけ触れず、歯に負担がかからない行動を心掛けましょう。固い食べ物や熱い飲み物など、刺激の強い飲食物を避けることも大切です。 また運動や入浴などは血行を促進するため、腫れや痛みの原因になります。治療後2~3日は控えて安静に過ごしましょう。 

インプラントの圧迫感に悩んでいるなら歯科医師に相談しよう

インプラントの治療は外科処置を伴うため、治療後はどうしても痛みや圧迫感が出てしまいますが、痛みや圧迫感は早ければ2~3日で解消されます。 治療から1カ月以上が経って違和感が残っている場合は、インプラントの不具合や周囲炎を起こしている可能性があります。症状を悪化させないために、できるだけ早めに歯科医院を受診しましょう。

公開日:2024.08.26
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