インプラントとは?気になる虫歯の可能性やケアの注意点も含めて解説

更新日:2025.04.25 インプラント

虫歯や外傷などで歯を失ったときの治療法の一つに、インプラントがあります。「よく耳にするけれど、どのようなものだろう?」と気になる方もいるのではないでしょうか。

インプラントは、失った歯の代わりに人工の歯を埋め込み、見た目も機能も天然の歯同然に使えるようにする治療法です。しかし、インプラントを快適に使うには、気を付けるべき点もあります。

本記事では、インプラントの仕組みから、虫歯を防ぐケアのポイントまで解説します。インプラント治療を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

インプラントとは?

インプラントとは、歯を失った部分のあごの骨に金属の土台を埋め込み、人工の歯を取り付ける治療です。インプラントは入れ歯、ブリッジに続く第三の治療法として注目を集めています。

本来「インプラント」は、体の中に埋め込む人工物を指す言葉でした。しかし、今日では歯科のインプラント治療を指すのが一般的になってきています。

本項では、インプラントに関する以下の項目を解説します。

  • インプラントと差し歯の違い
  • インプラントの構造
  • インプラントのメリットとデメリット

インプラントと差し歯の違い

人工の歯を使う治療と聞いて「差し歯」を思い浮かべる人もいるでしょう。しかし、インプラントと差し歯には明確な違いがあります。

  • 差し歯:歯根(歯の根っこ)が残っているときの治療法
  • インプラント:虫歯などで歯根までまるごと失ったときの治療法

インプラントの構造

インプラントは歯根部・支台部・人工歯の3つのパーツでできています。

パーツ

主な材質

役割

歯根部(インプラント体)

●  チタン

●  チタン合金

あごの骨に埋め込む人工の歯根

支台部(アバットメント)

●  チタン

●  チタン合金

●  ジルコニア

歯根部と人工歯をつなぐ

人工歯(上部構造)

●  レジン

●  セラミック

●  ハイブリッドセラミック

天然の歯に似せた人工の歯

 

インプラントのメリットとデメリット

インプラントのメリットとデメリットは以下の通りです。

メリット

●  天然の歯と機能が近く、失った歯と同じように使える

●  見た目の違和感がない

デメリット

●  自費診療の扱いになる(治療費が高額)

●  治療結果があごの骨の状態によって左右される

●  治療が手術扱いになる

 

インプラントは虫歯にはならないの?

インプラントは虫歯にはならないの?

インプラントは高額な治療なので、虫歯で使えなくなるのを不安に思う人もいるのではないでしょうか。実際には、インプラントの人工歯は虫歯になりません。

虫歯は、口の中の虫歯菌が産生する酸が、歯のエナメル質を溶かすことから始まります。人工歯はセラミックやジルコニアなどでできており、エナメル質が使われていないため、虫歯菌の酸に溶かされる心配がないのです。

ただし、インプラントの周辺にある天然の歯は虫歯になる可能性があります。人工歯と天然の歯に挟まった食べかすを放置したり、歯垢がたまったりしないように注意しましょう。

虫歯ではない他の炎症を起こす可能性がある

インプラント治療後に気を付けるべき疾患に「インプラント周囲炎」があります。インプラント周囲にある、歯肉などの組織が細菌に感染し、炎症を起こしてしまう疾患です。

インプラント周囲炎は、不十分なケアや喫煙などの好ましくない生活習慣が原因で起こります。また、歯ぎしりや食いしばりといったかみ合わせの問題も一因といわれています。インプラント周囲炎の進行スピードは歯周病より早いため、日々のケアをきちんとすることが大切です。

セルフケアに加えて、歯科医院での定期的なメンテナンスも怠らないようにしましょう。インプラントの状態はもちろん、口の中全体の健康もチェックしてもらえます。歯科医師によるメンテナンスは、インプラントの寿命だけでなく、残された自分の歯を守るためにも重要です。受診は半年から一年に一回が目安ですが、歯科医師の指示がある場合はそのペースに従います。

インプラント治療後は正しくケアをしよう

インプラント治療を受けた後は、インプラント周囲炎に代表されるトラブルを回避するため、正しいケアを続けていきましょう。

本項では「インプラント治療直後のケア」と「毎日の歯磨きによるケア」の2点を解説します。

インプラント治療直後のケア

治療直後は、あごの骨に埋め込んだインプラントが安定していません。そのため、インプラントに強い力をかけたり、刺激を与えたりする行動は避けるべきです。

インプラントが安定するまでは、堅い食べ物をかむのは避けましょう。また、喫煙は歯茎の血管を収縮させてしまうため、控える方が賢明です。負荷の高い運動や飲酒、激しいうがいなどもインプラントに悪影響を及ぼします。特に最初の3カ月はインプラントの定着において重要な期間のため、医師の指示にしっかりと従ってください。

毎日の歯磨きによるケア

インプラントが安定した後の歯磨きによるケアは、天然の歯と同様です。歯ブラシの他、歯間ブラシやデンタルフロスも積極的に活用しましょう。歯ブラシのみのケアに比べて、歯垢除去率が約20%向上します。

正しい歯磨きによる毎日のケアは、インプラントの寿命を延ばすだけでなく、残っている天然の歯の虫歯を防ぐためにも欠かせません。

インプラントは適切な歯科医院選びも重要

今回の記事では、インプラントの詳細から気を付けるべきインプラント周囲炎の知識、ケアの方法まで解説しました。

インプラントは失った歯の機能を補い、生活の質を維持する優れた技術です。天然の歯に近い外見と機能を持っており、自然な感覚で使えるでしょう。

しかし、インプラントは手術扱いの治療法であり、歯科医師の技術が問われます。健康保険が利かず自費診療となるため、治療費も高額です。インプラントを検討する際は、治療の内容から費用の点まで含めた十分な説明を受け、納得した上で選択する必要があります。

名古屋歯科 瑞穂本院では、難治例を含む年間1,000本以上のインプラント治療を実施しています。高性能な滅菌設備、最新式のCTスキャナーなどを備えており、専用個室で落ち着いた治療を受けられます。

インプラント治療を検討中の方は、ぜひ名古屋歯科 瑞穂本院までお気軽にお問い合わせください

公開日:2025.04.25
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