インプラントは痛い治療? 手術後の負担を抑えるポイントや注意点も解説

更新日:2024.07.05

インプラント治療では、麻酔を用いて手術するものの、痛いと感じる場面がまったくないわけではありません。痛いのはいつなのか、また対処法や注意点を知っておくことで、大きな不安を抱えることなくインプラント治療を開始できます。

 

なお、インプラントの手術方法によって痛みが出る部位は異なります。例えば骨や歯茎を移植する場合は埋め込む部位と切開した部位、それぞれに痛みが出るでしょう。顎の骨の厚みを補う骨造成手術を行う場合は痛みが強く出やすく、腫れることもあるようです。

 

この記事では、インプラント治療の各過程で生じる痛みや、手術後の負担を抑えるポイント、治療後の注意したい痛みについて解説します。

インプラント治療の過程と痛み

インプラント治療では、手術方法や術中・術後の過程によって痛みの出方が変わってきます。それぞれの治療過程で痛みを感じるタイミングや要素について、見ていきましょう。

インプラントの手術中は痛い?

インプラントの手術中は、痛みを感じることはほぼありません。手術では歯茎や骨を切削することから、術前に麻酔をかけるためです。 麻酔の方法は局所麻酔が一般的で、振動や音は伝わってくる状態ですが、麻酔が効いている限り痛みは感じにくいでしょう。麻酔薬は歯茎へ塗布したり駐車したりします。注射する瞬間は「痛い」と感じるかもしれませんが、痛み自体はすぐに治まる程度です。 手術そのものに対する不安感が大きい場合は、静脈内鎮静法が併用されることもあります。静脈内鎮静法は神経の緊張を和らげる麻酔方法です。全身麻酔とは異なり、完全に眠るわけではなく、意識が残った状態で手術を受けられます。

インプラントの手術直後は痛い?

インプラントの手術が終わって麻酔の効力が切れたときには、患部の痛みを感じたり腫れたりすることが珍しくはありません。 インプラント手術後の痛みや腫れは2〜3日から1週間程度で引いていきます。また手術後の痛みを想定して、鎮痛薬を出す歯科医院は多いようです。薬を服用すれば、患部の痛みはあまり気にせずに過ごせるでしょう。 もし鎮痛薬を飲んでも我慢できないような痛みが続く場合は、歯科医院への相談をおすすめします。

インプラントの抜糸時は痛い?

抜糸時は歯茎などを傷付けるわけではありませんが、やはり患部に触れるので処置中に「痛い」と感じることがあります。インプラントの手術では切開した部分を縫合するため、1週間から10日ほど経ってから抜糸を行うのが一般的なスケジュールです。 なお、痛みの感じ方には個人差があります。わずかな違和感で済む人もいれば、わずかな痛みが負担になる人もいます。 痛みに対して強い不安を感じる場合は、抜糸時も麻酔を使用できるかどうかを歯科医師に相談してみるとよいでしょう。

インプラントの手術後の痛みを防ぐためのポイント

インプラントの手術後の痛みを防ぐために

インプラントの手術後は、患部の痛みに悩まされることのないよう、4つのポイントを意識して生活を送りましょう。基本的に手術後の痛みは次第に治まってくるものの、ちょっとしたことが刺激になるケースがあります。

固い食べ物を控える

インプラントの手術を受けた後、数日の間は固い食べ物を避け、軟らかい食べ物を食べましょう。 患部に固い食べ物が当たると、縫合した傷口が開いたり出血したりする恐れがあります。また、餅やガムなどの弾力性のある食べ物もよくありません。

入浴・運動を控える

インプラントの手術の後は入浴や運動を控えましょう。入浴や運動で体が温まると血行がよくなり、傷口の出血や痛みのリスクが高まるためです。 目安として、2〜3日はぬるめの温度に設定したシャワーだけにしておきましょう。加えて、疲労は免疫力を下げるため、数日間は軽い運動も避けた方が無難です。

タバコやお酒を控える

口腔内の刺激となるタバコやお酒も、インプラントの手術後は控えたい習慣です。まず、お酒は体の血行を促進します。お酒やタバコによって患部が炎症することがある点も注意しましょう。場合によっては、インプラント周囲炎や歯周病になる恐れがあります。

ブラッシングを慎重に行う

抜糸するまでは、歯みがき中のブラッシングは慎重に行いましょう。患部に歯ブラシが強く触れると、出血したり痛みを感じたりする可能性があります。 さらに、歯磨き粉やマウスウォッシュも抜糸までは使用を控えてください。

インプラント治療後の痛みは注意が必要な場合もある

インプラント治療を行ってしばらく経った後で痛みを感じたら、インプラント周囲炎や噛み合わせの不具合などが起こっている可能性があるため、注意しましょう。

インプラント周囲炎

インプラント周囲炎は、歯周病と同様の炎症が歯茎に起こるものです。磨き残しやメンテナンス不足によって歯垢が溜まると細菌が増え、炎症を引き起こします。 インプラント周囲炎は初期の段階では痛みを感じにくい上、一般的な歯周病よりも進行が早いため、注意しなければなりません。そのため、日々のブラッシングや定期的なメンテナンスを怠らないようにしましょう。

噛み合わせの不具合

インプラント治療で取り付けた人口歯が摩耗すると、噛み合わせに不具合が生じ、痛みが出ることがあります。人口歯の摩耗の原因は、時間の経過によるすり減りや個人の噛み癖、食いしばりなどです。 また噛み合わせの悪化から、口の中の患部とともに顎や頭が痛くなるケースもあります。 【まとめ】

インプラントの痛みが気になるときは、歯科医院で相談しよう

インプラント治療は麻酔を使うため、術中はあまり痛みが気にならないでしょう。しかし、手術後は2〜3日から1週間ほど痛みが残るかもしれません。 術後の痛みは鎮痛薬である程度抑えることができ、徐々に治まっていきます。患部の状態が悪化しないよう、食事の内容や歯みがきの方法に注意し、入浴や飲酒、タバコは避けて安静に過ごすのがおすすめです。 なお、痛みが強く出たり長く続いたりする場合は、早めに歯科医院で相談しましょう。

公開日:2024.07.05
SHARE ON :

歯に関することで
お悩みの方は
お気軽にご相談ください。

瑞穂本院

052-851-8241 平日9:00-13:00 / 15:00-19:00 土日(祝休)9:00-13:30 / 15:00-17:00

名古屋駅院

052-433-6880 平日9:00-13:00 / 15:00-19:00 土日(祝休)9:00-13:30 / 15:00-17:00

毎月開催!
インプラント無料相談会

予約不要。お気軽にご参加ください。
  • 平日19時まで
  • 土日診療
  • 新患・急患の
    予約不要
  • インプラント
  • 審美歯科
  • 歯科検診
  • 一般歯科
  • 小児歯科
  • 口腔外科
  • 訪問診療

名古屋歯科 瑞穂本院

  • 所在地

    〒467-0016 愛知県名古屋市瑞穂区佐渡町1丁目22-1Map

  • 駐車場

    16台以上(第一駐車場11台、第二駐車場5台、近隣に契約駐車場あり)

  • アクセス

    名古屋市営地下鉄桜通線「瑞穂区役所駅」
    1番出口徒歩2分

診療時間
9:00 -13:00 13:30まで
15:00 -19:00 17:00まで

名古屋歯科 名古屋駅院

  • 所在地

    〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅4丁目11-1
    コレクトマーク名駅4丁目 5階Map

  • アクセス

    JR「名古屋駅」桜通口より徒歩6分
    地下鉄「名古屋駅」7番出口徒歩5分
    名古屋駅「ユニモール」9番出口徒歩2分
    地下街「サンロード」S5番出口徒歩3分

    名古屋駅院一般歯科サイト
診療時間
9:00 -13:00 13:30まで
15:00 -19:00 17:00まで