インプラントとMRI検査の関係性とは?インプラント治療後でもMRI検査を受けられる?

更新日:2024.12.06 インプラント

インプラント治療を行ったためにMRI検査を受けられないとなると、治療や健康診断に影響が出ると不安になる方もいるでしょう。しかし、実際にはインプラント治療後でも、MRI検査を受けられます。

本記事では、インプラントとMRI検査の関係性や検査を断られた際の対処法を解説します。

インプラントをした状態でMRI検査をしても良い

インプラントをしていても、MRI検査を受けることは可能です。検査を受けられないという話が持ち上がるのは、検査で使用される磁気と患者さんが身に付けている金属の性質が、検査の可否に影響するためとされます。

MRI検査では強力な磁気を使用するため、金属を身に付けていると磁気が反応して機器が故障したり、患者さんがけがを負ったりするリスクがあります。そのため、MRI検査を行う際は、金属を全て外すように言われるのです。

しかし、インプラントで使うチタンやセラミックには磁気がなく、MRI検査にほぼ支障がないため、基本的には検査を受けることが可能です。セラミックの場合は、電波をはじいてMRI画像に影が映る場合がありますが、特に体への影響はないため問題ありません。

インプラント治療後にMRI検査が許可されないケースとは

以下のケースに該当する方は、検査の許可が下りない可能性があります。

  • インプラントオーバーデンチャーを装着している
  • 医療用インプラントを装着している

インプラントオーバーデンチャーを装着している

インプラントオーバーデンチャーを装着している場合は、MRI検査を断られる可能性があります。

インプラントオーバーデンチャーとは、磁石を使って取り外し可能な入れ歯を固定する治療法です。入れ歯には磁石が埋め込まれているため、MRI検査に持ち込むと機械の故障につながったり、正確な検査結果が出なかったりする場合があります。

ただし、磁石がないものも存在するため、検査前に担当の歯科医師にご自分のインプラントの種類を確認しましょう。

身体に医療用インプラントを装着している

インプラントは歯科領域以外にも使われる名称で、以下の医療用インプラント(医療機器)を装着している場合は、検査が不可とされる場合があります。

  • 心臓ペースメーカー
  • 人工関節
  • 内視鏡止血クリップ
  • 豊胸に使ったシリコン

医療用インプラントをしている状態で検査を行うと、機械の磁気が反応して患者さんの命に影響を及ぼす可能性があります。

ただし、MRI検査対応の医療用インプラントであれば、検査の許可が下りる場合があります。事前に主治医に確認しましょう。

インプラントをしている状態でCT検査をしても大丈夫?

結論から言うと、インプラントをしている状態でCT検査を受けても問題ありません。

CT検査とは、体内の構造を確認するための画像診断技術を用いた検査です。CT検査はX線を用いる検査であり、インプラントには影響を与えません。

ただし、心臓ペースメーカーなどの医療用インプラントを付けている場合は、X線によって誤作動が起こるリスクがあるため、あらかじめ医師に相談しておきましょう(※)。

※参考:国立研究開発法人国立がん研究センター.「CT検査とは」.

https://ganjoho.jp/public/dia_tre/inspection/ct.html ,(参照2024-12-02).

インプラントが理由でMRI検査を断られた際の対応

インプラントが理由でMRI検査を断られた際の対応

病院でMR検査を受けてはいけないと判断された場合は、以下の対応を取りましょう。

  • 担当の歯科医師に相談する
  • インプラントの上部構造を一時的に取り外す
  • チタン製のインプラントだと伝える

担当の歯科医師に相談する

担当の歯科医師に、MRI検査を受けても良いか相談してみましょう。

磁力を持たないチタン製のインプラントの場合、問題なく検査を受けられます。仮に検査を受けられないと判断された場合でも、歯科医師が受けられるよう取り計らってくれたり、別の案を提案したりしてくれるかもしれません。場合によっては、検査を担当する病院に電話で直接掛け合ってくれる可能性もあります。

インプラントの 上部構造を一時的に取り外す

金属が含まれている上部構造(人工歯)を一時的に取り外した後、MRI検査を受ける方法もあります。上部構造がねじで固定されているスクリュー固定式のインプラントの場合は、すぐに取り外しが可能です。

ただし、顎の骨に取り付けた部品が磁気と反応する性質を持っている場合は、部品自体を全て取り外さないと検査を受けられない可能性があります。

チタン製のインプラントだと伝える

MRI検査を受ける際には、チタン製のインプラントをしていると医師に伝えましょう。

チタンは磁力を持たない金属のため、MRI検査を受けても問題ありません。また、医療現場で広く使用されていることから、検査の許可を得やすくなります。

インプラント治療をしてもらった歯科医師に相談した上で、MRI検査受診の可否を判断しよう

インプラント治療に使うチタンは磁力を持たないため、MRI検査を受けても問題ありません。

しかし、インプラントの部品に磁石が埋め込まれている場合や体に医療用インプラントを装着している場合は、機械の故障につながったり、患者さんの体に影響を与えたりするリスクがあるため、検査を断られる可能性があります。

MRI検査を受けられるかはインプラントの部品の構造によって異なるため、事前に歯科医師に確認しましょう。

少しでも不安がある方は、年間1,000本以上のインプラント治療の実績がある名古屋歯科へご相談ください。歯に関するお悩みも丁寧にヒアリングした上で治療を進めます。

公開日:2024.12.06
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